九州大学 整形外科学教室
九州大学大学院医学研究院臨床医学部門
外科学講座整形外科学分野

お知らせ・イベント
池村 聡先生がJapanese Hip Society Fellowship 2019 に参加されました

Japanese Hip Society Fellowship 2019

九州大学 整形外科

池村 聡
 

2019年6月10日から7月5日まで、日本股関節学会 (Japanese Hip Society) のFellowとして、Boston Children’s Hospitalで研修させていただきましたので、ご報告申し上げます。

Boston Children’s Hospitalは、今年、開院150周年という記念の年に当たり、非常に長い歴史を持つ病院です (写真1)。病床数415、10科で構成されており、整形外科はスタッフ40名を超える大所帯です。小児、思春期はもちろんのこと、20代の若年成人も対象に、あらゆる分野の整形外科手術が毎日行われていました。

私は、Periacetabular Osteotomy (PAO) で高名な、Young-Jo Kim教授を中心に、股関節グループにお世話になりました (写真2)。6~7月は、非常に手術の多い時期ということで、PAOを中心とした多くの関節温存手術を見学することが出来ました。若年が多い病院とはいえ、進行期の寛骨臼形成不全や大腿骨頭壊死に対しては、人工関節置換術を勧めるケースがもっと多いかと思っていましたが、何とかして関節温存を目指すという姿勢であり、この点は渡米前の予想と大きく違いました。Femoroacetabular Impingement (FAI)に対しては鏡視下手術も行っていましたが、ボーダーラインでも寛骨臼形成不全があれば、鏡視下手術は適応とせず、骨切りで対応していたところも、我々と非常に近い感覚でした。週2回、朝行われているカンファレンンスにも参加し、帰国前には、20歳以下の大腿骨頭前方回転骨切り (ARO) の術後成績と大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折 (SIF) についてプレゼンテーションを行い、多くの質問をいただきました (写真3)。

滞在中のボストンは、抜けるような青空が毎日続いており、湿度も低く最高の気候でした (写真4)。普段何もしていない私でも、自然と散歩やジョギングをさせてくれるような気候でした。食事はシーフードが有名で、帰国前にはDr. KimとDr. Millisに美味しいシーフードをご馳走していただきました (写真5)。

最後に、Fellowshipに推薦いただき快く送り出していただいた中島康晴教授、不在中、患者さんの事で多大なるご協力、ご支援をいただきました九州大学整形外科の先生方に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。そして、素晴らしい機会を与えて下さった日本股関節学会の先生方に心より御礼申し上げます.

写真1. 設立150年を迎えたBoston Children’s Hospital

 

写真2. ホストのKim先生と記念撮影

 

写真3. プレゼンテーション風景

 

写真4. 路面電車が発達したボストンの街

 

写真5. Kim先生(左)、Millis先生(右)とレストランにて