九州大学 整形外科学教室
九州大学大学院医学研究院臨床医学部門
外科学講座整形外科学分野

先輩からのメッセージ

九州大学整形外科入局6年目の整形外科医です。

みなさん!九大整形外科は、最高です。

自分は他大学出身者で、九州大学整形外科の関連病院に惹かれて入局しました。今でも、その当時の決断に間違いなかったと実感しています。

当医局の一番のストロングポイントはこの研修システムにあると思います。自分の経験でいうと、1年目、2年目で整形外科の基本、外傷を学び、2年目の途中ぐらいから変性疾患に目がいくようになりました。しかし、 当時はなんせ経験不足なために手を出したいけど、出せないもどかしさがありました。3年目でようやく変性疾患にも手を出していき、4年目以降で変性疾患に対しても、自分なりにアプローチしていくことができるようになりました。

この4年間では、たくさんの手術を執刀することができました。これも、九大整形の特徴で、良い関連病院がたくさんあるからだと思います。整形外科医は、やはり手術を執刀し、いろんなことを経験していくことが一番の勉強になると思います。

以前、先輩方に、『なんでもできる整形外科で、さらに自分の得意の分野を磨いていけば良い。』と言われたことを覚えています。整形外科医であれば、誰もが思うことです。九大整形は、入局して6年間は1年毎に病院を移っていくシステムです。このシステムでは、病院ごとにある症例の偏りも解消され、整形外科の幅広い外傷、変性疾患を経験、学ぶことができるのです。その中で、自分の興味がある分野に時間があれば目を向けて、九大整形には各分野のスペシャリストが無数に在籍しているので、どの分野においても非常に深くまで勉強することができます。

6年間で自然と自分が目指す医師像により近付ける医局は、関連病院が多くあり、多くの先輩が在籍しているこの九州大学整形外科以外にはないと思います。

学生の皆さん、研修医の皆さん。ぜひ、一度 九州大学へ見学に来られてはいかがですか。実際に九州大学病院で働いている先輩方の話を生で聞いてみてはいかがですか。
お待ちしています。

九大整形外科の魅力

現在、整形外科医として3年目となる医師です。研修真っ最中の身として、これまでの事を踏まえながら、九大整形外科の魅力が記せたら良いなと思います。

九大整形外科に興味を持っている研修医の先生の多くは、今後自分が置かれていくかも知れない環境が、果たして良い環境なのかどうかと不安に思っているはずです。「ここに入局して1人前の整形外科医になれるだろうか。」「自分が満足出来るような経験が積めるだろうか。」などなど。私も例外なくその1人でした。先輩や、教官の先生達に話を聞いても、正直あまりピンとはこなかったのを覚えています。でも、蓋を開けてみれば、そんな心配は杞憂そのものでした。

九大整形外科の研修システムは、非常にユニークです。研修期間は6年間ありますが、毎年勤務先がくじ引きで決まります。北は北海道から南は宮崎までと非常に多くの関連病院があり、関連病院もその特徴は様々です。人工関節が盛んな病院もあれば、外傷や脊椎を中心に行っている病院、その他骨軟部腫瘍や上肢などを扱う病院もあります。

そんな話を聞くと、「毎年くじ引きなら、くじ運が悪い人は他の同期に差をつけられるじゃないか!?」と思いますか? いえいえ、そんな事はありません。6年間しっかり研修すれば、どこの病院に行っても、同期と大きく差を付けられる事はまずないように出来ています。どの関連病院も非常に優れた病院なので、どこに行っても勉強になりますし、逆に言えば6年かけて様々な施設の考え方を身につける事は、将来的な整形外科医としての幅を広げる事に繋がると思います。 研修の最初の数年は、外傷系の病院を中心に回れるようになっていますし、中盤から終盤にかけては専門性の高い病院が多くなってきます。研修を重ねる内に、幅広く経験した中から自身が興味を持てる専門分野を見つける事も期待出来るでしょう。

私は今年、佐世保共済病院で外傷患者を中心に診療にあたっています。現在の病院では、上肢を扱う先生がいる事もあり、上肢系疾患について勉強する機会を多く得る事が出来ています。佐世保に来た事で、上肢系に興味を持つようになり、今まで以上に充実した日々を過ごせています。

このように、多くの経験を積む事が出来るのは、九大整形外科の研修システムならではです。興味がある研修医の先生は、説明会や見学に来てみて下さい。
気さくな医局の先生達に、興味をそそられるような話をきっとしてもらえますよ!

女性医師からのメッセージ(平成17年入局)

「整形外科医って、手術中ずっと脚を持ってなきゃいけないんですよね?女性で大変じゃないですか?」

整形外科に興味はあるけどまだあまり知らない。そんな方からよく聞かれる質問です。
確かに通称『脚持ち(アシモチ)』は、整形外科医にとって大切な仕事です。そして他に手術や処置で力が必要なこともあります。しかし、私たちは手術の間中脚を抱えているわけではありません。あくまで両手をフルに使って行う手術の一部であり、実際に脚持ちで困った記憶はほとんどありません。それに多くの整形外科の手術時間は長くはありません。 女性として人並みの体力があれば問題なく過ごしていけます。

歩けなかった患者さんが手術・リハビリ後に笑顔で歩いて退院していく姿や、「痛みがとれた」、「いろいろなことができるようになった」と喜ぶ患者さんを見るたびに、整形外科医になって良かったと心から思います。私はいろいろな研修病院で学びましたが、どこの病院でも先輩や上司からとても親切に指導していただき、チームワークっていいなと感じました。素敵な同門の先生方に恵まれ、大切にされて幸せに思います。また、患者さんからは「女性の先生で話しやすくてよかった。」と言われることも少なくなく、女性整形外科医としての役割は十分にあると感じています。

女性であれば、結婚・出産・育児の重要性も考えると思います。私達の先輩には、実際に育児と仕事を両立されている女性医師も多くいます。もちろん、就職、復職時には医局がサポートしてくれます。

「整形外科に興味はあるけど、自分でやっていけるのかな・・・」と悩んでいる研修医の先生、学生さん、少しでも興味があるのなら、まずは九州大学整形外科に見学に来ませんか。

女性医師からのメッセージ

整形外科というと、力仕事が多く、体力勝負で、女性向きではないと思われがちですが、実際はそんなことはありません。確かに、医師という仕事をしていれば、体力が必要とされる場面は多く、特に整形外科という分野では外傷などのようにそういった場面は他の科に比べれば多いことは否定できません。

しかし、整形外科には、膝や股関節などの、その治療において体力を要求される分野だけでなく、手など繊細な器用さを必要とする分野もあります。九州大学の整形外科はどの分野でも有名な先生がたくさんいらっしゃるため、広い視野をもって学ぶことができます。

私はこのような整形の分野の幅広さに惹かれて整形外科を選択しました。

そして私が入局して、本当に良かったと思うことは、頼りになる先輩や同期に恵まれているという点です。どんな仕事をしていても、目標や興味をともに持つ仲間がいるのことは、とてもありがたいことで、日々の生活の中で大切な存在です。このような仲間に囲まれた職場において、女性であるために嫌な思いをしたことはありませんし、損をしたと感じたこともありません。

結婚や出産なども、私はまだ経験がないのでどうなるか分かりませんが、女性の先輩方を見ていて、特に不安に思うこともありません。女性であることを理由に、整形外科を断念されるような方がいらっしゃるなら、そのような心配はまったくいらないとアドバイスさせていただきます。

たくさんの女性が入局してともに働けるのを楽しみにしております。

研修を終えて

現在7年目の医師です。ぼくたちが入局したのが平成13年(2001年)で、ちょうど同時多発テロがおきた年でした。それから丸6年が経過し月日のはやさを感じるとともに、研修を終えての区切りに執筆させていただくということでこれまでの経過を簡単に振り返ってみたいと思います。

まず他大学出身であった自分が九州大学の医局に入局するということは、とても不安が大きかったことを覚えています。自分の意思できめたものの新入医局員が20人近くはいる医局で自分の居場所はあるのかなと真剣に考えていました。自分の出身大学であれば学生時代の実習や先輩などを通じて医局のことがわかるのですが、その当時はもちろん初期臨床研修制度などもなく夏休みの医局説明会や数少ない先輩の話で決めていいのだろうかと悩んだことを思い出します。

結局、福岡に帰って働きたいというのが当時の一番の理由だった気がしますが、いつのまにかそのことは一番の優先順位ではなくなり、現在では整形外科医として自分をたかめられる環境があることに満足しています。他大学の整形外科医局に入局した大学の同級生の話を聞いて比較すると、自分の環境が恵まれていると思うこの頃です。まず6年間を簡単に振り返ってみると、医者として駆け出しの研修医時代、整形外科らしくなりはじめた3、4年目、手術を本格的にはじめた5、6年目に大きく分かれると思います。まず研修医時代、ぼくは九州厚生年金病院と広島日赤病院で働かせてもらいました。どちらも各専門をもつスタッフの先生が多い基幹病院で当然手術症例も多く、日々手術の助手、当直、オンコール対応をしていました。ほぼ毎日オンコール状態でしたが、知識がなかったのでとりあえず体を動かすように心がけた2年間でした。その甲斐もあってかどちらの病院でもスタッフの先生方に日々かわいがってもらい(おちょくられて?)充実した研修を過ごせたと思います。手術は自分が救急外来で拾ってきた大腿骨頚部骨折の患者を中心にさせてもらいました。大腿骨頚部骨折の患者は高齢者が多く、数多くの合併症に振り回されて、いまふりかえっても非常に忙しかった2年間でしたが、この時代の経験が現在の自分にとって大きな財産になっていると信じています。

次に3年目、4年目ですが、3年目は豊栄会病院と大学病院を半年ずつ回らせてもらいました。どちらも自分で外来や手術をした経験はほとんどありませんでしたが、脊椎、股関節、膝関節、などを中心に数多くの症例を診させてもらいました。特に大学では悪性腫瘍など一般病院ではなかなかみることができない症例を学ぶことができました。また数多くの教官の先生や大学院の先生と接することで、大学で行われている最先端の研究の一端をのぞかせてもらいました。4年目は県立宮崎病院でした。6年間を振り返ってみて1番忙しい病院で多発外傷や脊髄損傷などシビアな症例が多かったのですが、宮崎という土地柄もあるのかスタッフや患者さんが明るく福岡とはまた違った感じですごく気に入りました。暖かい気候とやさしい人柄が今でも印象に残っています。この頃から本格的に自分で手術を行うようになり、その難しさを認識するとともに自分が整形外科であるという自覚が強く芽生えた時期でした。

5年目は再び北九州に帰り北九州市立医療センターで働かせてもらうようになりました。この頃になると自分の外来をもち新患、再来を含めて数多くの慢性疾患を含めた患者さんを診察するようになりました。自分で診断をつけ患者さんに説明し手術をするようにもっていくという、先輩の先生方が当たり前にしていることが非常に大変な作業であることに気づきました。この頃、外傷一般と外来で自分がみつけてきた股関節や膝関節のOAの患者のTHA、TKAの手術をさせてもらいました。慢性疾患の患者さんは、たまたま外来や救急で遭遇した外傷の患者さんと違い、患者さんが自分を信頼して託してくれているぶん責任感を感じるとともに外科医としての喜びを感じました。6年目から現在まではJR九州病院で働いています。JR九州病院がある門司は非常に高齢者の多い街で、小倉はすぐ近くなのですが、患者さんは門司をでたがらずこの病院でなんとかしてほしいといった患者さんが多いのが特徴です。そのため外傷だけでなく慢性疾患も多く幅広い手術症例を経験させてもらっています。スタッフも部長の岡本先生を含め計3人なので、アットホームな環境で楽しくのびのびと仕事させてもらっています。同じ病院にはじめて2年いることになったのですが、2年目になってきづかされた部分もあります。1つは患者さんが自分を信用してくれているということ、実際2年目の付き合いになって手術に踏み切った患者さんも多く自分としてはうれしく思います。もう1つは時間をかけて外来でつきあってきたおかげで患者さんの抱える背景がみえるようになってきました。ADLや合併症の有無、生活環境、社会環境などによって勧める治療が違うだけでなく、時にはかける言葉なども変える必要があることを感じます。長い付き合いでも患者さんの症状や変化にきづかなければ、信頼をえるのは難しいと感じました。

今後は、来年専門医試験をうけて8年目の研修し、9年目に就職するつもりです。専門はもちろん最終的には持ちたいのですが、それと同時に整形外科のあらゆる疾患にたいして幅広くできる外科医をめざすつもりです。よくばりだと思うけどがんばってみたいです。 最後に最近がんばっているのはサッカーです。5月の日整会のサッカー大会では優勝をめざし、学生時代の動きを取り戻そうと自分を鍛えてのぞんだ大会でしたが、あえなく試合中に大腿の肉ばなれをおこしてリタイアしました。チームも2回戦であえなく敗れ、何も貢献していない自分に悔しい思いをしました。仕事と同じで常日頃からの鍛練が必要だと認識したので、来年にむけて少しずつがんばっていきたいです。