九州大学 整形外科学教室
九州大学大学院医学研究院臨床医学部門
外科学講座整形外科学分野

専門グループ紹介
形成外科グループ
九州大学整形外科学教室では重度四肢外傷に対して、マイクロサージャリーを用いた再接着術、神経血管の再建手術を、手術法が開発された初期の段階から行ってきました。私は整形外科入局後、九州大学病院及び関連病院で手外科、四肢外傷、マイクロサージャリーを勉強してまいりました。九州大学病院に平成26年2月に、耳鼻咽喉科頭頸部外科(形成外科専門医2名)、整形外科、皮膚科から医師が参加し、形成外科が新設されました。整形外科からは私が参加し、主に悪性骨軟部腫瘍切除後の皮膚、骨、神経再建を担当しています。各診療科がばらばらに行うのではなく、血管柄付き遊離組織移植の症例を集約化し、横断的な診療グループとして治療を行うことで、手術成績の向上が可能になりました。
また、当院救命救急センターに搬送された重症外傷で、皮膚軟部組織が重度に損傷されている症例も、手術室スタッフ、救命救急センタースタッフ(整形外科)、形成外科スタッフの協力のもと早期の遊離組織移植が可能になっています。全身合併症や感染などにより創傷治癒が進まない難治性創傷の治療、整形外科手術後の皮膚壊死の治療も積極的に行っていますのでお困りの場合はご相談ください。
 
血行再建症例
交通外傷で当院救急救命センターに緊急搬送され、救急救命センター、整形外科、形成外科合同で治療を行いました。脛腓骨骨幹部骨折、皮膚軟部組織損傷、前脛骨動脈、後脛骨動脈損傷による足部の血流障害が見られました。緊急で前脛骨動脈を静脈移植で再建し、後日植皮術を行いました。髄内釘を後日行い、術後半年の段階で骨癒合が得られ、独歩可能になりました。

 

 

  

     

  (文責:花田麻須大)