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高位脛骨骨切り術(HTO)の術前計画

HTOでは、立位におけるjoint line convergence angle(JLCA)は術前後で変化する症例を認め、術前立位で計画した矯正角ではover-correctionとなることがあります。術前の立位もしくは仰臥位におけるJLCAは、膝内反モーメントや膝周囲laxityなどの複数因子が影響し、それらの程度は症例によって様々です。本研究では、術前立位時の膝内反モーメントを減じる効果を期待した20°外側楔状足底板を使用することによって(図)、HTO後の立位JLCAを症例ごとに術前予測可能であること・術前計画における矯正角度の決定に有用であることを報告しました(Akasaki Y, et al. KSSTA 2019)。

図:外側楔状足底板使用によって、術前に、術後JLCAを再現した全下肢立位を撮影でき、より正確な矯正角度を決定する

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