特発性大腿骨頭壊死症
メンバー
大学院生
山本 典子Noriko Yamamoto
大学院生
田中 秀直Hidenao Tanaka
大学院生
綾部 裕介Yusuke Ayabe
大学院生
坂本 幸成Kousei Sakamoto
研究一覧
大腿骨頭壊死症の発生予防に関する臨床研究 (先進医療)
これまでに得られた基礎研究結果を元にして、ステロイド治療に伴う大腿骨頭壊死の発生予防の臨床研究を“先進医療”で行っています。これは、全身性エリテマトーデス(SLE)の初回ステロイド治療と同時に試験薬3剤(抗血小板薬、高脂血症治療剤、ビタミンE)を90日間併用投与し、180日後の大腿骨頭壊死発生の有無を評価する全国12施設が参加している多施設共同試験で、骨壊死予防効果の検証を目的としています。
大腿骨頭壊死症の圧潰メカニズムの解明
大腿骨頭壊死症は骨頭が圧潰(陥没)してはじめて疼痛が出現しますが、未だ圧潰の詳細なメカニズムはわかっていません。私たちは、壊死域と健常域の境界に応力が集中することが圧潰発生に重要であるという観点の元、研究を進めています。 1) Baba S, Motomura G, Ikemura S, et al. J Orhop Res. 2020. 2) Utsunomiya T, Motomura G,
マウス大腿骨遠位骨端部骨壊死モデルを用いた病態解明研究
小児における大腿骨頭壊死症の類似疾患であるペルテス病では、成人の大腿骨頭壊死症とは異なり骨頭が圧潰せずに経過することがあります。各週齢のマウス骨壊死モデルを作成し、年齢が修復反応及ぼす影響についても調査しています。
圧潰前後の病態解析
圧潰の予防を考える上でも、圧潰前後の病態解析は重要です。我々は、圧潰前の無症状時期に撮影されたMRI画像や、圧潰後に摘出された骨頭のマイクロCT像などを駆使して研究を進めています。 4) Xu M, Motomura G, Ikemura S, et al. Orthop Surg. 2022, in press. 5) Baba S, Motomura G, Ikemura S, et al.