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モバイルアプリを用いた骨粗鬆症治療アドヒアランスの向上を目指した研究

具体的内容:

慢性に経過する疾患のアドヒアランスの向上のためには、患者側の行動習慣の変容が必須でございます。既に、ニコチン依存症治療では、スマートフォンを用いたアプリが個人の生活習慣・行動様式を改善させ、治療成績を向上させる事が証明され、2020年に治療用アプリとして保険収載されております。また、骨粗鬆症治療においても、メールや手紙などで患者へリマインダーを送付する事が、外来受診率改善に有効な場合がある事が報告されています。そこで、モバイルアプリを用いた骨粗鬆症治療アドヒアランスの向上を目指した研究を多施設(浜ノ町病院: 馬渡 太郎先生、千早病院: 大石 正信先生)共同研究として開始いたしました(図1,2)。本研究は、令和4年度の日本整形学会プロジェクト研究にも採択されており、小人数でのパイロットスタディから開始し、最終的にはより大規模な前向き研究の遂行に向け、環境を整備中でございます。

図1. 治療用アプリのイメージ図: 双方向の通信、プッシュ型の情報提供を行う

図2. 臨床試験のイメージ図: 本研究では下段の非ランダム化試験までを目標とする

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