TOP - 研究紹介 - 腱板断裂肩と健常肩の肩峰上腕骨頭間距離の比較-イメージマッチング法によるキネマティクス解析-
腱板断裂肩と健常肩の肩峰上腕骨頭間距離の比較-イメージマッチング法によるキネマティクス解析-

肩関節疾患を理解する上で、肩甲骨動態と肩甲上腕リズム(SHR)を詳細に評価することは重要と言われています。

本研究では、九州産業大学との共同研究としてイメージマッチング法を用いて健常者と腱板大・広範囲断裂患者の肩関節三次元動態解析を行いました(図1)。
本研究では、肩甲骨面挙上動作中期にて腱板断裂患者のSHRが健常者と比較し低くなったこと、また肩甲骨面挙上動作後期にて腱板断裂患者の肩甲⾻上⽅回旋⾓が健常者と比較し大きくなったことが分かり、腱板断裂患者で肩甲骨の代償運動が働いた可能性が示唆されました(Kozono et al., J Orthop Surg 2020)。

 

図1 イメージマッチング法を用いた肩関節挙上時の三次元解析

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