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健常膝と変形性膝関節症の動態解析

九州産業大学との共同研究で、イメージマッチング法を用いた高精度の膝関節三次元動態解析を行っています(図)。振り返り動作は、日常生活において歩行中の35%と頻回に行われており、生理的な膝関節動態やTKA術前の病的な膝関節動態を解析することは重要です。健常膝と比べ、変形性膝関節症では大腿骨の回旋角度(21度 vs. 7度)、前後移動量が有意に低下していることを報告しました。手術手技の評価や生理的な膝関節動態の再現を目指したインプラント開発における基礎的なデータとしても有用と考えられます(Kiyohara M, Hamai S, et al. J Orthop 2020)。

図:CT dataからDigitally reconstructed radiograph(仮想X線画像)を作成、実際のX線画像に重ね合わせる(イメージマッチング)ことによって、大腿骨・脛骨間の三次元的な相対関係を算出する

 

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