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Berg Balance Scaleを用いたTKA前後のバランス機能評価

Berg balance scale(以下BBS、図)は、14項目からなる身体バランス機能の評価方法で、様々な疾患で幅広く使用されています。スコア合計56点満点で、45点以下では転倒のリスクが増加する報告されています。TKA前後で評価したところ、45点以下の割合は、術前から術後で有意に改善していましたが、10%で術後も転倒リスクが高い状態が残存していました。術後BBS低値の影響因子を調査したところ、原疾患がRA、術前BBS低値、術後膝伸展制限であり、特に術後膝伸展制限は手術・リハビリ時に介入可能な、注意すべき因子であることを明らかにしました(第47回日本関節病学会学術集会奨励賞受賞、Kiyohara M, Hamai S, et al. Arch Orthop Trauma Surg 2021)。

 

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