TOP - 研究紹介 - 各骨盤基準軸の精度解析
各骨盤基準軸の精度解析

股関節に関節症変化を伴わない症例群のCTデータを用いて、臨床で参照されうる複数の骨盤基準軸の冠状面・横断面での精度を評価しました。冠状面では臼蓋上縁、涙痕下端、上前腸骨棘、閉鎖孔上縁、閉鎖孔下縁、坐骨下端の順、横断面は寛骨臼後縁、寛骨臼前縁、上前腸骨棘、坐骨後縁の順に精度が高く、いずれも骨頭レベルにより近い順で精度が高い結果でした。症例に応じて両上前腸骨棘よりも骨頭レベルにより近い基準軸を参照することが重要と考えられました(第48回日本関節病学会学術集会奨励賞受賞、Yoshino S, Kawahara S, et al. J Orthop Sci. 2022)。

骨盤基準軸として、冠状面では臼蓋上縁、涙痕下端の順に精度が高く、いずれも骨頭レベルにより近い順で精度が高い結果でした。

バイオメカニクス(股関節)に戻る
error: Content is protected !!