TOP - 研究紹介 - THA術後のスクワット時における股関節三次元動態解析
THA術後のスクワット時における股関節三次元動態解析

THA術後のスクワット動作に関するアンケート調査を行ったところ、7割の患者は術後半年以内にスクワット可能であり、スクワットを行っていない主な原因は脱臼への不安感であることが分かりました。そこで、脱臼の原因であるインピンジメントがスクワット動作において生じているか否か?を検証するために、股関節三次元動態解析を行いました。結果、スクワット動作ではインピンジメントは生じておらず、危険の少ない安全な動作と考えられた。更に、インピンジメントのない十分な可動域を得るには、 Cup・Stem前捻が重要であること明らかにしました(Harada S, Hamai S, et al. J Arthroplasty 2022)。本報告は、J Arthroplasty誌37巻4号のIssue Highlightsに選出、論文のフィギュアが cover pageに掲載され(図1)、Orthopaedics This Week誌(JANUARY 14TH, 2022)でも紹介されました(図2)。

図1

 

図2

 

バイオメカニクス(股関節)に戻る
error: Content is protected !!