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木村 敦先生の研究成果が日本骨代謝学会ホームページで紹介されました

詳しくは日本骨代謝学会ホームページ内 1st Author http://www.jsbmr.jp/1st_author/issue500/505_kimura_matsumoto.html をご参照ください。

 

木村先生からのコメント:

GCTBは中間悪性の骨腫瘍であり, 局所浸潤性でしばしば関節破壊を伴うこと, 掻把後に高率で再発することなどがしばしば問題とされてきました. 近年になり, 術前のダウンステージングを目的として, もしくは術後再発例に対して, デノスマブ投与が治療選択肢として登場してまいりましたが, 投与しても反応が乏しい症例があることや, 投与中止後の再発など、未だ多くの臨床的問題がございます. 我々の研究では,GCTBの骨分化にとってβ-カテニンの核内移行が不可欠であることに加えて, 核内移行とデノスマブ投与後の腫瘍性骨化との関連を明らかとしました。その結果, 生検検体などをβ-カテニンで免疫染色することにより, 治療効果が予見可能性となると考えられ,GCTBの治療方針決定の一助となることが期待されます.

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